米国に本拠地を置くリバプールのオーナーグループはプレミアリーグの強豪クラブのオーナーシップを強化できるような複数クラブのネットワークを構築したいと語っている。
FSGはアメリカ市場に大きなギャップがあると考えており、アメリカのフランチャイズにヨーロッパのスポーツのアプローチを導入することができると認識している。特に、伝統的にMLSクラブが得意とする分野は運動能力とデータに基づく知識だが、コーチングや選手育成の面ではヨーロッパのエリートクラブに遅れをとっている。
海外メディア『Football Insider』によれば、名門リバプールのオーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)が、メジャーリーグサッカー(MLS)クラブ買収の可能性を探っているようだ。
FSGはすでにリバプール、ボストン・レッドソックス、ピッツバーグ・ペンギンズ、そしてナスカーのRFKレーシングに出資しており、現在はMLSへのスポーツ・ポートフォリオの拡大だけでなく、他地域のクラブ買収も視野に入れている。
リバプールのプレミアリーグのライバルであるマンチェスター・シティは、ニューヨーク・シティFCも所有するシティ・フットボール・グループの投資ポートフォリオの一部であり、アーセナルのオーナーであるスタン・クロンケの持ち株会社にはコロラド・ラピッズも含まれている。
マイケル・エドワーズがFSGのフットボール部門のCEOとしてリバプールに復帰した際には、レッズのクラブ運営に留まらず、新たなクラブの買収にも責任を持つことが発表されており、国を跨いだ相乗効果を生む仕事に尽力する。
FSGはMLSクラブの過半数買収のオプションを検討する可能性があるものの、2021年に導入された新しいルールでは、1600万ポンド(2000万ドル)以上のマイノリティ投資も認められている。
海外メディア『Sportico』によると、MLSはマイノリティ売却を容易にし、オーナーが資本にアクセスできるようにすることを望んでいたため、新ルールが採決されたという。
はたして、FSGはアメリカのサッカークラブを買収し、グループとしての力を育むことができるだろうか…?