この夏にはユルゲン・クロップ監督がアンフィールドを離れ、新たな指揮官を迎え入れるリバプール。マイケル・エドワーズが戻り、転換期に向けた新体制が始動し、クラブ運営や補強戦略など具現化させていく。
それとは別に、リバプールが様々なターゲットに狙いを定めているとの噂が飛び交っている。バイエルン・ミュンヘンとの2025年6月まで契約を残すドイツ代表MFヨシュア・キミッヒもそのひとりで、所属クラブとは契約更新せずに、プレミアリーグに初挑戦する可能性が報じられている。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によると、リバプールは指揮官が変わる変わらないに関わらず、29歳ミッドフィルダーに対して獲得を試みると伝えており、クラブとしてキミッヒに興味を持っているようだ。
「よく知られているように、ユルゲン・クロップは今シーズン限りでリバプールを去るが、少なくとも(ヨシュア・)キミッヒをリバプールが獲得しようという計画に変わりはない。」
「だから、彼らはこのまま突き進むだろうし、クロップが移籍するからといって何も変わることはない。リバプールはキミッヒのキャリアを大いに注目している。」
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今年の夏になれば、契約期間が残り1年を切るため、バイエルンも高額な移籍金を要求しにくい。また、年齢も来年には30歳になることも重なり、吹っかけることも難しい。新契約を締結できなければ、退団もやむなしか。
リバプールは、以前バイエルンとの契約更新を拒否し、残り1年のタイミングで元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを獲得していた。当時はパスセンスに優れたテクニシャンがいなかった背景があったが、現在のチームに必要不可欠な人材かと言われると疑問を抱く。
はたして、約10年ぶりにクロップ監督が関わらない移籍市場を迎えるが、誰をチームに歓迎することになるのだろうか…?