エジプト代表FWモハメド・サラーやコロンビア代表FWルイス・ディアスに対して、ヨーロッパや中東からの関心が噂されている。加えて、直近の試合において、深刻な得点力不足に陥っているフォワード陣の入れ替えもないとは言い切れない。
とくにエジプシャン・キングの後継者探しは喫緊の課題で、明らかに衰えが目立つ31歳のウィンガーに代わり、右ウイングから得点やチャンスメイクに関与できる若き才能に目を付けている。そして、そのポテンシャルを持つロシア代表の新星がターゲットとして浮上した。
海外メディア『HITC』によると、リバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーの3クラブは、ロコモティフ・モスクワに所属する19歳FWセルゲイ・ピニャエフに注意を払っており、過去にはマンチェスター・ユナイテッドでトライアルを受けた同選手の獲得に動く可能性があるようだ。
1.67cmと小柄なウィンガーは、所属クラブで通算43試合5ゴール5アシストを記録し、そのポテンシャルの高さから人気銘柄に躍り出た。昨年の冬までプレーしていたクリリヤ・ソヴェトフでも、ロシア・プレミアリーグにおいて39試合5ゴール4アシストと好成績を収めていた。
ボール扱いに優れ、両足を使える器用さも持ち合わせる。ゴール前での得点感覚やチャンスを作る力は目を見張るものがあり、両サイドのウィンガーだけではなく、センターフォワードでもプレーできるユーティリティ性は魅力的なオプションだ。
ただし、ロシアのクラブがヨーロッパの大会に参加できない背景から、トップレベルを相手にした経験値としてはまだまだ少ない。そのため、即戦力にはならず、いますぐに獲得に乗り出すことはなさそうだが、遠い未来においてアンフィールドでプレーする物語も否定できない…