スターダッシュ失敗のギリシャ代表DFコスタス・ツィミカス…コロナ感染や負傷による苦悩を語りつつ、今後の飛躍を誓う!

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Kostas Tsimikas reveals the difficult start to Liverpool life チーム

昨年夏にオリンピアコス(ギリシャ)からリバプールに加入した左サイドバックのコスタス・ツィミカス。ハル・シティから完全移籍して以来、世界でもトップクラスのレフトバックへ成長したアンディー・ロバートソンの手薄なバックアッパーとして大きな期待を背負っていた。30代中盤に差し掛かる万能ジェームズ・ミルナーの負担軽減も、ギリシャ代表DF獲得に至った経緯だろう。

しかし、新天地のスタートは望ましいものではなかった。リーグ開幕直後には、新型コロナの陽性反応のため、自主隔離。症状は深刻化しなかったもが、早くも躓いてしまった。さらに災難がツィミカスを襲う…大腿部分や膝を負傷してしまい、試合出場すらままならない日々を過ごした。

アンディ・ロバートソンの壁も分厚く、ベンチ入りしてもピッチに立てず、チャンピオンズリーグやカラバオカップのみの出場に留まっていた。それでも、前節マンチェスター・シティ戦で途中出場し、リーグデビューを飾った。大きな一歩を踏み出した元オリンピアコスDFは、インタビューで苦悩の日々を語った。

「始まりはいつも難しいけど、今回はとっても困難だったし、失望していた。過去に所属したクラブでは負傷したことすらなかったからね。」

「運がなかったけど、サッカーではこういったことは起こり得る。だから、大丈夫さ。常に前を向いているよ。僕はポジティブだから、前進あるのみ。2度躓いてしまったけど、這い上がって、いまはここにいる。100%フィットしているし、準備万端だよ。」

攻撃面でも相手ディフェンスに脅威を与えられるツィミカスの強いメンタリティは、リバプールが獲得に踏み切った大きな要因のひとつである。ユルゲン・クロップ監督も交渉がまとまった際に、メンタリティを高く評価しているとコメントしており、スタートダッシュ失敗にへこたれずに、スコットランド代表キャプテンとポジションを争ってくれるはず。

昨夏の移籍市場において、リバプールは当時ノリッジ・シティに所属していたジャマール・ルイスを最優先に考えていた。最終的には移籍金の交渉が破談となり、ギリシャ代表へとすぐさまターゲット変更。ただ、プレミアリーグ王者は長い間ツィミカスの能力や人間性を把握するため、オリンピアコスにスカウトを派遣していた。

「リバプールは1年間くらい僕をスカウティングしていたし、オリンピアコスでの全試合を観戦していた。興味を聞かされたときには、信じられなかったよ。監督と話すまではね…」

「監督とはチームや僕の特長について、話し合ったんだ。クロップ監督は僕の能力を気に入っていて、試合でのプレーぶりも評価してくれていた。クロップ監督が自身を肯定していると知ったら、ここに来て、チームのためにベストを尽くしたいと思うよ。とっても興奮しているし、満足している。」

新型コロナや負傷から復帰しても、なかなか試合に出れない日々を過ごした。ベンチ入りしたにも関わらず、ピッチでプレーできない難しさを吐露した上で、今後も前向きに練習からアピールすること誓っている。

「ベンチにいる時でも、プレーしている選手と遜色なく鼓舞するし、祝福もする。」

「プレミアリーグは世界で最も競争の激しいリーグ。ほとんどプレー時間はないけど、非常に優れてた選手ちが在籍しており、加入したいと強く願ったんだ。」

「ひたすらにチャンスを待っている。毎日プレーできるくらいフィットしたいし、練習でもすべてを出し尽くしたい。あとは、できれば怪我はしたくはないね…」

大敗している中での途中交代だったマンチェスター・シティ戦は、普段とは雰囲気が異なるかもしれない。それでも、プレミアリーグでの一歩を歩んだコスタス・ツィミカスが、来シーズンにはアンディ・ロバートソンと激しいポジション争いをしている…に違いない。

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