世界でも最強を誇ったフロントスリーに代わる攻撃陣の再構築に取り組んでいるリバプールだが、以前のような脅威を見せられていない。ダルウィン・ヌニェスは今季ゴールとアシストともに二桁に乗せているが、決定機を外す癖は拭えていない。
ルイス・ディアスはウィンガータイプで、コーディ・ガクポも昨シーズンほどのインパクトを与えられていない。モハメド・サラーもチャンスメイクこそ超一流だが、フィジカル面での衰えは隠しきれず、左サイドバックを抜き去ったり、シュートの精度も下がっている印象を受ける。
ディオゴ・ジョッタが最も得点が期待できるストライカーだが、たびたび負傷で離脱してしまう。より得点力の高い前線を構築するためにも、リバプールは新たなフォワード獲得に関心を示しており、ブレンビーIFに所属する日本U-23代表FW鈴木唯人のプレーぶりを確認するために、スカウトを派遣したと、デンマーク紙『Bold』が報じた。
清水エスパルスからストラスブールを経て、デンマークに渡った22歳のアタッカーは、スーペルリーガや上位ラウンド、国内リーグなどを含めて、27試合に出場。10ゴール8アシストを決めており、注目の若手日本人選手に躍り出た。
スーペルリーガ上位ラウンドのFCミッティラン戦を観戦したと見られ、同試合で2ゴールを挙げている。イングランドのクラブ以外にも、アヤックスも関心を示しているそうだ。
パリ・オリンピックにも出場する可能性があり、この夏を通じて、さらに評価を高めるかもしれない若きフォワードは、近くステップアップするのだろうか…?