これまでチームの得点源となってきたエジプト代表FWモハメド・サラーがベテランになり、全盛期ほどのスピードやドリブルを見せられなくなってきた。今シーズン後半戦には急激に決定力が低下したリバプールだけに、この夏に移籍市場において攻撃的な選手を追い求めている。
ポジション的には左利きの右ウィンガー、エジプシャン・キングの後継者の確保が最優先事項である。ただし、右ウィンガーに限らず、得点の取れる多種多様なフォワードをリストアップしており、プレミアリーグのライバルチームの左ウィンガーの名前も浮上している。
英『The Daily Star』によれば、リバプールはニューカッスルに所属するイングランド代表FWアンソニー・ゴードンに関心を示しており、移籍金は最低でも1億ポンドを超える金額になる見通しのようだ。
2023年の冬、78試合に出場したエバートンを離れ、サウジアラビア資本のクラブに加入したリバプール出身ウィンガー。裏に抜けるスピードに長け、イングランド北部ではゴール前での正確性にも磨きがかかっており、今シーズンは二桁得点・二桁アシストを記録している。
順調に成長しているものの、世界的なフォワードかと言われると、まだまだ実績不足。同僚のアレクサンデル・イサクであれば理解はできるが、高額すぎる移籍金に加えて、元エバートンという事実を踏まえると、リバプールが獲得に乗り出すとは思えない。
今後もニューカッスルで経験を積み、プレミアリーグでも屈指のフォワードを目指すことになるだろうが、アンフィールドでプレーする未来は描きにくい…