今シーズン限りでチアゴ・アルカンタラが退団したリバプールだが、ステファン・バイチェティッチやジェームズ・マコーネルら若手有望株が控えており、レンタル先のハル・シティで活躍したタイラー・モートンもトップチームでのプレーを狙う。
昨夏の移籍市場において獲得したミッドフィルダー陣がレギュラー争いを繰り広げており、特段中盤の強化は必要ではない。それでも、リバプールの中盤の選手に対しての関心は衰えていないようで、プレミアリーグでスタメンを張るプレーヤーに再注目している。
英『Anfield Watch』によれば、リバプールはウルバーハンプトン・ワンダラーズに所属する23歳MFジョアン・ゴメスもふたたび関心を向けており、フラメンゴから移籍する際にも同選手の能力を高く評価していたようだ。
2028年6月まで契約を結ぶブラジル代表MFは、2023年の冬にプレミアリーグに移籍。今シーズンも主力として活躍し、37試合でピッチに立ってきた。2024年3月にはブラジル代表デビューも飾っており、着実にステップアップを果たしている。
献身性のあるプレースタイルで中盤の幅広いエリアをカバーしつつも、攻撃においても高いパスセンスと足元のテクニックでチームに貢献。イングランド国内でも評価を高めており、ウルブズに必要不可欠な存在になっている。
ただ、現実的にはリバプールが同選手に再接近する可能性は低く、優先順位はあくまでアタッカーとセンターバック。予算が潤沢ではないため、予算の振り分け的にもミッドフィルダーに多くの金額を費やすことは困難だ。
そうした背景にも関わらず、リバプールがブラジル代表MFに注目し、獲得を試みるのだろうか…?