今シーズンこそ負傷により、途中離脱していたブラジル代表GKアリソン・ベッカーだが、復帰するや否やスタメンに名を連ねた。リバプールにおいて、絶対的な守護神として君臨しており、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーはその座を掴みきれていない。
シュートストップだけでなく、後方からの指示出しやペナルティーエリア内からの飛び出し、パス出し、1対1の守備など様々な面で高い能力を有しており、世界でもトップ5に入るだけのゴールキーパーとして名を馳せる。
来シーズンもゴールマウスを任せられる予定の守護神に対して、サウジアラビアが熱視線を向けている。海外メディア『Foot Mercato』によれば、サウジ・プロ・リーグで2位のアル・ナスルが同選手の獲得に関心を示しており、この夏のターゲットに据えているようだ。
ともにマンチェスター・ユナイテッドに所属するラファエル・ヴァランやカゼミーロらも候補に挙がっており、サウジアラビアが昨年の夏に続き、ネームバリューのある選手たちをチームに迎え入れる流れが継続しそう。
ただし、リバプールが正GKを売却するわけもなく、中東行きは現実味がない。契約も2027年まで残っており、獲得するにも多額の移籍金が必要となるため、リバプールとサウジアラビアの求める金額を擦り合わせることすら難しい。
いずれにしても、さらなるスター選手の補強を狙うアル・ナスルは、どのようなプレーヤーを迎え入れることになるのだろうか…?