モーペスに生まれ、サンダーランドの下部組織で育った19歳MFジェームズ・マコーネルは、昨季リバプールのトップチームで待望のデビューを飾った。FAカップでは2試合でスタメン出場するなど、負傷者が続出する状況での起用に応えた。
中盤の底をメインポジションとする同選手だが、来季は同じく19歳MFステファン・バイチェティッチが本格的に復帰し、日本代表MF遠藤航やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターらと競争に巻き込まれるため、プレー時間は限定的になることが予想される。
元サンダーランドMFに対しては、昨季にもファビオ・カルヴァーリョやタイラー・モートンがレンタルで過ごしたハル・シティが関心を示していたが、他にもブラックバーン・ローヴァーズやダービー・カウンティ、ハダースフィールド・タウン、バーミンガム・シティの5つのクラブが争奪戦を展開すると、英『This is Anfield』が報じた。
アンフィールドでスタメン争いに加わることは困難なため、ローン移籍は理想的な選択肢。チャンピオンシップでシーズンを通してレギュラーの座を確保できれば、選手として大きな成長を手にできるだけでなく、トップレベルのプレーに触れられる。
近年ではブラックバーン・ローヴァーズも、ハーヴェイ・エリオットがレンタルしていた過去もあり、良好な関係を築いている。ただし、関係値よりも監督の嗜好やレギュラー扱いをしてくれるかどうかがローン先を決める要因となる。
はたして、19歳の守備的ミッドフィルダーはさらなる成長を求め、1年間の武者修行を行うことになるのだろうか…?