今シーズン、リーズ・ユナイテッドで右サイドバックや中盤の底で52試合に出場し、最終盤までチャンピオンシップでプレミアリーグ昇格を争ったチームに貢献したのが、ダラム出身の18歳MFアーチー・グレイだ。
一気にイングランドで注目の若手成長株に躍り出ると、リバプールを始め、プレミアリーグのクラブがこぞって関心を示す選手となった。2024年3月には飛び級でイングランドU-21代表に選出されており、数年後には同国のフル代表にも登り詰める可能性が高い。
ベン・ジェイコブス氏（スポーツジャーナリスト）によれば、リバプールはすでに同選手含め近しい人物に接触しているようで、良好な関係を築いているようだ。ただし、現時点では獲得に向けて、動きが見られたら驚きとも伝えた。
「グレイ一家と非常に親しいリバプールを見てほしい。」
「グレイ陣営と接触したリバプールの人々を、選手やその家族、周囲の人々が尊敬しているのは事実だ。特にリバプールのチーフスカウト、バリー・ハンターは一流の腕利きだ。」
「もし、今挙げられているクラブ、特にリバプールがこのような移籍を望んできたら、私は比較的驚くだろう。」
「ただし、レッズが彼を獲得して、その後リーズ・ユナイテッドに彼をレンタルバックする用意がある場合は別だ。なぜなら、来シーズン、アルネ・スロットの下でどれだけの試合に出場できるだろうか？」
「グレイ・ファミリーの意見では、彼にとって今最も良い場所は、やはり最終的にはリーズ・ユナイテッドだ。それを変えるには、リーズの立場から言えば、かなり特別なこと、あるいは金銭的にかなり緊急なことが必要になるだろう。」
Just Joe Football Show
同ジャーナリストが言及する通り、日本代表MF遠藤航やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターらの壁は厚く、19歳MFステファン・バイチェティッチも復帰する来シーズン、アンフィールドで出場時間を得るのは至難の業だ。
右サイドバックなど複数ポジションで出番を得られるかもしれないが、最低でもあと1年はチャンピオンシップで力を磨くのが懸命。また、この夏における補強の優先順位的にも守備的MFは決して高くないため、リバプールが予算を投じることはなさそうだ…