マラガのユースからマンチェスター・シティに加入。トップチームで15試合に出場するも、2019年にレアル・マドリードに移籍したモロッコ代表MFブラヒム・ディアス。ACミランでのレンタルで急成長を遂げ、今季はスペイン首都で44試合12ゴール9アシストを記録した。
スペイン代表としてもプレー経験を持つ24歳の攻撃的ミッドフィルダーに対し、新たなアタッカー獲得を狙うリバプールが関心を示しており、この夏の移籍市場において、4200万ポンドもの公式オファーを準備していると、スペイン紙『Fichajes』が報じた。
代表を変更し、2024年3月にデビューしたモロッコ代表でも4試合に出場。キャリアの絶頂期に差し掛かる年齢になり、攻撃的MFだけでなく、セカンドストライカーや右ウィンガーとしてもプレーできるゴールも奪えるミッドフィルダーは貴重な存在だ。
シーズン終盤にかけて、ゴール前での決定力が減少したリバプールだけに、得点に直結する活躍のできるアタッカーは喉から手が出るほど欲しい人材。カルロ・アンチェロッティ監督のもとでは、レギュラーになりきれておらず、キリアン・エムバペらも加入するクラブにおいて、さらにプレー時間が減るかもしれない。
ただし、レアル・マドリードも簡単に手放すつもりはなく、同紙によると5070万ポンドを要求する見通しのようで、リバプールは少なくとも800万ポンドの上乗せが必要になる。
問題はハル・シティで大活躍したファビオ・カルヴァーリョの存在もあり、トップ下のようなポジションの優先順位は低い。中盤にも優秀なミッドフィルダーに加えて、将来有望な若手選手も控えており、限りある予算を振り分けるにはお金が足りない。
来季もマドリードに残留が既定路線と見られるが、今夏に新天地を求める展開になることはあるのだろうか…?