プレミアリーグの “収益性と持続可能性に関する規則”(PSR)への懸念から、ニューカッスルは7月1日までに選手の売却を迫られており、イングランド代表FWアンソニー・ゴードンの売却に向けて、リバプールと話し合いを実施した。
しかし、21歳DFジャレル・クアンサーを要求したことや移籍金が高すぎることを理由に、交渉は頓挫。代わりに、ガンビア代表の19歳FWヤンクバ・ミンテ売却について、ブライトンと3300万ポンドの金額で合意に至った。
そもそも23歳のウィンガーを手放すことには否定的だったこともあり、高額な移籍金が設定されていた模様だが、リバプールは最後のトライを試みるようだ。海外メディア『TEAMtalk』によれば、レッズは5000万ポンドに加えて、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーの譲渡で、同選手の確保を目指している。
ニューカッスルにとっては、ガンビア代表の売却で、主力選手の放出の必要性に駆られていない。リバプールも一方で、ルイス・ディアスやコーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョッタ、ベン・ドークと左ウイングを担える選手が多く在籍しており、緊急度は低い。
なお、同紙によれば、レッズは第2GKの評価額を2500万ポンドから3500万ポンドと見積もっており、合計で7500万ポンドから8500万ポンドに上るオファーになるそうだ。
よって、EURO2024に参加するイングランド代表ウィンガーがアンフィールドに渡る可能性は限りなくゼロだが、期限が迫る中、急激に展開が変わることはあるのだろうか…?