元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが契約満了に伴い、アンフィールドを離れた。昨夏の移籍マーケットで大幅な中盤強化に取り組んだリバプールは、それでも十分な戦力を有しており、新たなミッドフィルダーの獲得の優先度は低い。
それでも、守備的MFを筆頭に様々なミッドフィルダーへの関心が噂されてきた。アタランタMFエデルソンらヨーロッパで実績を残してきた選手たちの名前が浮上しては消えゆく中、候補者リストにEURO2024参加者も加わった。
イタリア紙『Calciomercato』によると、リバプールとACミランの両クラブが、ユベントスとの契約が切れ、フリーエージェントになっているフランス代表MFアドリアン・ラビオ獲得を狙っており、競い合う準備を進めているようだ。
20219年の夏、パリ・サンジェルマンからユベントスに加入した29歳MFは、トリノの地で通算212試合22ゴール15アシストを記録。フランスの首都でも227試合に出場し、24ゴール14アシストと見事な数字を残し、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも経験豊富だ。
現在開催中のEURO2024にもフランス代表として選出されており、同国のフル代表での出番は50試合に迫る勢い。長身ながらも繊細なボールタッチで中盤を華麗に舞い続け、攻守両面で存在感を発揮する。
この6月末までに迫った契約を延長せず、現在は所属クラブがない状況が続く。ユベントスからの契約延長オファーは有効な状態ではあるものの、他のクラブとも自由に交渉が行える立場にあり、その去就には注目が集まる。
はたして、リバプールはフランス代表MFの確保に本格参戦するのだろうか…?