EURO2024でもフランス代表の一員として活躍し、中盤にクリエイティビティをもたらした29歳MFアドリアン・ラビオ。長身ながらも足元のテクニックも高く、激しくも流麗なプレースタイルが特徴のプレーヤーだ。
アカデミー時代も含めて、パリ・サンジェルマンに長らく在籍していた同選手は、2019年の夏にフリートランスファーでイタリアに新天地を求めた。ユベントスでは通算212試合に出場し、22ゴール15ゴールを挙げたものの、昨シーズンをもって契約が満了した。
トリノのクラブは新たな契約をオファーしていたようだが、選手側が求める給与と開きがあり、より多くの給与を支払えるプレミアリーグ移籍を画策している。
イタリア紙『Football Italia』によれば、マンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル・ユナイテッドも新たなクラブとして候補に挙がる中、フランス代表MFはリバプール移籍に向けて交渉に臨んでいるようだ。
ここまでフリーな状態が続くミッドフィルダーだが、リバプールにとっては獲得を優先すべきポジションとは言い難い。守備的MFが唯一可能性のあるポジションではあるが、ラビオはボール奪取に特化した選手とは言えず、ターゲットリストの上位に記載されているとは思えない。
また29歳と年齢も高く、将来的な投資としても対象からは外れる。現時点でリバプールが同選手獲得に本腰を入れる確率は低いが、はたして…?