昨年の夏から左利きのセンターバックへの関心が報じられてきたリバプール。チェルシーと長期契約を結んだイングランド代表DFレヴィ・コルウィル獲得には失敗。この夏の移籍マーケットにおいて、本格的に若きディフェンダー確保を狙っている。
ヨーロッパで活躍するセンターバックを中心に様々な選手に、アンフィールド移籍の噂が飛び交う中、シーズンを通じて候補として挙げられていたのが、スポルティングに所属するポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオだ。
最近は同選手に対する関心を伝えるメディアが少なくなってきたが、フランスU-23代表DFレニー・ヨロ争奪戦から撤退したリバプールは22歳の左利きセンターバックをトップターゲットに据え、近く3000万ユーロ以上のオファーを提示する準備を進めていると、ポルトガル紙『Correio da Manhã』が報じた。
スポルティングでは通算171試合15ゴール9アシストを挙げ、代表でも11試合2ゴールと順調に成長を果たしている。ヨーロッパの舞台でも経験を積んでおり、いまや有望な若手の枠を飛び越え、信頼できるディフェンダーの地位を築いている。
マンチェスター・ユナイテッドも関心を示しているともいわれたが、フランス人ディフェンダーに加えて、オランダ代表DFマタイス・デ・リフト獲得にも動いており、それ以上の補強は必要ない。
長い間、筆頭候補として報じられつつも、具体的な動きは見られていない。今回の報道もその真意は疑わしいが、はたしてリバプールは本当にポルトガル代表のセンターバック獲得を目指すのだろうか…？