ギリシャ代表DFコスタス・ツィミカス加入で、戦力外となったリバプールU-23所属DFヤセル・ラローチ退団は避けられない?

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Yasser Larouci is set to leave Liverpool this summer チーム

2017年にル・アーヴルから加入した左SBヤセル・ラローチ。リバプールU-18やU-23を中心に活躍し、カップ戦でトップチームデビューを飾るなど、一時は将来を渇望された。身体能力に優れ、抜群のスピードでサイドを駆け上がる姿は、アンディ・ロバートソンの後釜になることが期待されたほどの逸材であり、いまだにポテンシャルは高い。

しかし、出場した試合でインパクトを残せず、同じく左サイドバックを主戦場とするコスタス・ツィミカスが加入したことで、状況は一変。スコットランド代表のバックアップ確保に成功したリバプールは、20歳になった若手レフトバックをフリーで手放す決断をした模様。『The Athletic』によれば、クラブ側から契約延長オファーの提示はなく、来季以降の構想に入っていない。

プレミアリーグ昇格組リーズ・ユナイテッド、チャンピオンシップで戦うブレントフォードやノリッジ・シティが獲得に興味を示している、と報道されている。クラブ名からも将来への期待は大きいと考えられ、これからエージェントを交えて、自身に最も合ったクラブを選定する。

まだまだ20歳であり、キャリアの再構築には時間が残っている。トップチームで出場できる時間を確保し、まずは試合経験をしっかりと積み重ねていくことが重要。リーグ屈指のサイドバック、もしくはウインガー化ける可能性を存分に秘めており、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズでリーグ有数のディフェンダーへと成長したコナー・コーディのように、変貌を遂げる確率はとても高い。

リーズ・ユナイテッドが移籍期限ギリギリでヤセル・ラローチ獲得を狙う
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昨年夏からヤセル・ラローチの退団は規定路線であったのも事実。今回の報道でも取り上げられたリーズ・ユナイテッドやノリッジ・シティら複数クラブとのリンクが取り沙汰され、夏の時点で移籍していてもなんら不思議ではなかった。

実現しなかった背景は、(予測でしかないが)パンデミックによる緊縮財政により、来年には移籍金のかからないことが分かっている選手に、前倒ししてまで移籍金を費やしたくなかった。今夏には、移籍金なしでの交渉が可能な状況であり、これまで名前が挙がっているクラブ以外にも獲得レースに参加するクラブもあるかもしれない。

来シーズンにプレーするクラブは、現時点では誰にも分からない。それでも、どのチームに加わったとしても、陰ながら応援を続けたい…

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