アルネ・スロット監督の要望に基づき、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ獲得を試みたリバプールだが、いまのところ誰も獲得できていない。今夏の移籍市場を補強なしで終える可能性も見え隠れしている。
ところが、最近は左サイドバックへの関心が数多く報じられている。アルゼンチンU-23代表DFフリオ・ソレルやベルギー代表DFマキシム・デ・カイペル、アルジェリア代表DFラヤン・アイト＝ヌーリらの名前がメディアを賑わせてきた。
そこに新たな左サイドバックが加わった。フランス紙『L’Equipe』によると、パリ・オリンピックにもフランスU-23代表の一員として参加していたレンヌDFアドリエン・トリュフォーに関心を示しているようだ。
22歳のサイドバックは、リーグ・アンで通算117試合に出場しており、5ゴール16アシストを挙げてきた。ヨーロッパリーグでも16試合でピッチに立っており、2022年9月にはフランス代表に選出された。
この夏には、ティエリ・アンリ監督率いるフランスU-23代表で左サイドバックのスタメンを任され、グループステージ第3節のニュージーランド戦を除き、試合開始からプレー。決勝ではスペイン代表に敗れたものの、大会を通じて評価を高めた。
同選手に対しては、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズやマンチェスター・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストも動向を追っており、毎年のように大型補強を実施するパリ・サンジェルマンも若きディフェンダーに注目している。
ただし、リバプールにとって左サイドバックは優先順位が高くない。イングランド代表DFジョー・ゴメスに退団の可能性が燻っているが、アンディ・ロバートソンとコスタス・ツィミカスも在籍しており、センターバック確保を最優先にすべきだろう。
はたして、リバプールは今夏の移籍市場が終了するまでに、誰かを連れてくることはできるのか…？