ジョエル・マティプがアンフィールドを離れ、フィルジル・ファンダイクの年齢や去就の不透明さから、リバプールは長期的な後継者を探し続けている。狙いは左サイドバックも兼ねる左利きのセンターバックと見られるが、それ以外にも様々なディフェンダーへの関心の噂が絶えない。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)は、今夏バイエルン・ミュンヘン加入が迫りつつも、バイエル・レバークーゼン残留に落ち着いたドイツ代表DFヨナタン・ターの将来に言及すると、リバプールを注目クラブのひとつとして挙げた。
「しかし、もうひとつ目を離せないのがリバプールだ。遥か遠い将来、彼らはフィルジル・ファンダイクの後継者を必要としていて、リバプールにとってヨナタン・ターがそれになる可能性がある。彼らも現時点では候補に挙がっている。」
「ターの獲得レースでリバプールが有利なのは、プレミアリーグがずっと彼の大きな夢だったということだろう。」
「ニューカッスルへの移籍の噂は絶えずある。しかし、もしリバプールが彼の門を叩けば、来シーズン、彼がプレミアリーグでプレーしている可能性は大きいかもしれない。」
CaughtOffside
2015年の夏、ハンブルガーSVからレバークーゼンに新天地を求めた28歳のセンターバックは、圧倒的なフィジカルでの対人守備を武器に、同クラブで “350” を超える試合に出場を飾ってきた。同国代表でも30試合で出番を得ており、ドイツ国内で評価の高いディフェンダーのひとりだ。
現在の契約が2025年6月までと満了が迫っており、この夏の移籍市場においてはバイエルン・ミュンヘン移籍が濃厚と思われたが、交渉はまとまらなかった。レバークーゼンとの契約延長には前向きではないだけに、来年の夏にフリートランスファーになる可能性が高まっている。
リバプールにとってブンデスリーガでも経験豊富な実力派を確保できるのはありがたい話だが、オランダ代表DFの後継者としては年齢の部分で疑問が残る。来年2月には29歳になるため、一時的なバックアップになってしまうかもしれない。
また、ドイツの絶対的王者への移籍を希望しているとも言われ、説得は難しそうだ。リバプールがドイツ人センターバックに本腰を入れるとは思えないが、はたして…!?