アタッカーやセンターバック、守備的ミッドフィルダーと様々なポジションの補強が噂されていたリバプールだが、この夏は大人しい日々を過ごした。そして、補強第一号となったのが、意外にもゴールキーパーだった。
バレンシアからジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得したが、今シーズンはスペインのクラブにローンバックするため、本格的に加入するのは来年の夏。EURO2024でも大活躍を見せた23歳GKは、昨シーズンから大きく飛躍してきた。
海外メディア『The Athletic』ダーモット・コーリガン記者は、同選手が昨季のラ・リーガで新たなレベルに達したと語りつつも、リバプールでプレーするにはキャリアを通じてあまり経験のないゴールキーパーから繋ぐサッカーを覚えなければならないと指摘した。
「昨シーズンの彼のプレーは素晴らしく、間違いなくベストシーズンだった。昨季に記録したゴール阻止率は、リーガ・エスパニョーラで最高のものだった。それは、彼が新たなレベルに達したことを示している。」
「大柄で、身体能力が高く、個性的で、ボールに絡むのが好きな選手だ。PKはGKが輝くチャンスだ。昨シーズンのリーガ・エスパニョーラでは、6本のPKのうち3本をセーブした。これはかなりいい数字だ。」
「ある意味、伝統的なGKだ。バレンシアでは、後ろから組み立て、センターバックを分けて、GKが後ろからのプレーメーカーになるという、より近代的なスタイルの監督の下でプレーしたことはない。」
「バレンシアでもジョージアでも、そういうことはしていないと思う。彼にその能力がないとは言わないが、これまでのキャリアの中で、それほど多くの経験を積んできたわけではない。」