ユルゲン・クロップ監督がアンフィールドでの指揮を離れ、後任にアルネ・スロット監督が就任したリバプール。長年チームを率いた名将の後釜は大変なチャレンジだが、オランダ人指揮官はプレミアリーグで3試合を終えた時点で、3連勝を飾り、好スタートを切った。
縦に早いサッカーに加えて、ボールを保持しながら前に進むプレースタイルの導入にも取り組んでおり、新たなリバプールの時代が幕を開けた。今季初めての上位クラブとの対戦となったマンチェスター・ユナイテッドとのアウェイ戦でも力の差を見せ付け、クロップ政権よりも強固な守備網で、ピッチに上で力強さを誇示した。
しかし、この好調な立ち上がりに警鐘を鳴らしたのは、マンチェスター・シティで数々のタイトルを勝ち取った元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。開幕ダッシュに一喜一憂するのではなく、シーズンの終盤にかけて好成績を上げることこそが重要であると語った。
「リバプールは、特にクロップ時代の終焉を考えれば、本当に力強いスタートを切った。ここ数シーズンそうだったように、彼らはまだタイトルを手にするために倒すべきチームのひとつであることを証明している。」
「しかし、やはりシーズンのスタートが重要なのではなく、仕上げが重要なんだ。プレミアリーグは一貫性がすべてだから、それが注目すべき要素だ。」
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シティ時代にはプレミアリーグを何度も勝ち取ってきただけに、発言の信頼性も高い。ただし、彼の古巣クラブはリバプールよりも好調なスタートを切っており、現時点でテーブルでトップに君臨している。
例年はシーズン後半戦に無双するマンチェスター・シティだけに、元アルゼンチン代表のストライカーはリバプールだけではなく、古巣にも注意喚起した方が良いかもしれない….