ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールは、アーセナルではなく、リバプールへの完全移籍を望む?

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Liverpool could make Martin Odegaard move in summer 移籍

15歳で神童ともてはやされ、数多くのビッグクラブが獲得レースを繰り広げたノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール。最終的にレアル・マドリードへと移籍したが、試合に出れずに時が過ぎ、かつての才能を発揮できずにいた。それでも、昨シーズンのレアル・ソシエダへのローン移籍でキャリアを再興すると、今冬にはレンタルでアーセナルへと加入している。

卓越したテクニックやパスセンスを武器に、プレミアリーグにも素早く適応し、瞬く間にアーセナル攻撃陣のひとりとして重宝されている。すでに9試合に出場しており、ミケル・アルテタ監督からの信頼も厚い。アーセナルは今夏にふたたび獲得に動くと言われ、完全移籍もしくはローン移籍での獲得を目指している。なお、選手は2023年までレアル・マドリードとの契約を残している。

ノース・ロンドンで快適なサッカー生活を送っているようにも映るノルウェー代表だが、リバプールからのオファーが届けば、アンフィールドを本拠地とするクラブへの移籍を決断する確率が高いと、スペインメディア『AS』が報じている。

スペインの首都へ移籍する以前、数多のトップクラブが触手を伸ばす中、リバプールも獲得レースに参戦していた。2014年、ブレンダン・ロジャース監督(現レスター・シティ監督)が率いていたチームのトレーニングにも参加しており、両者の関係性も浅くはない。ユルゲン・クロップ監督が後任として就任してからも、ウーデゴールへの関心を伝えるメディアが度々登場してきた。

今回報道が加熱している原因は、アーセナル対リバプール戦の終了後、ユルゲン・クロップ監督がマルティン・ウーデゴールを熱く抱擁し、親しげに会話を楽しんでいたシーンが発端。両名とも笑顔を絶やさず話し合う場面に、多くのサポーターが来季のリバプール移籍を想像した。そして、それはメディアも同じようだ。

22歳となった同選手に対して、具体的なオファーを提示する姿勢があるかは不透明。しかし、バルセロナ移籍が濃厚なジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜確保が最優先のクラブにとって、検討に値する選手であることは立証済み。ポジションはより攻撃的であり、守備面での強さを持っていないが、継続的に実力を発揮できずにいるナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらと入れ替え要員としても、面白い選択肢となるだろう。

契約元であるレアル・マドリードは、獲得が噂されるキリアン・エムバペやアーリング・ブラウト・ハーランド獲得に向けて、資金集めが必須。ウーデゴールの他、ガレス・ベイルやエデン・アザール、ルカ・ヨヴィッチらにも放出の噂が出ており、多くの選手を売却する決断をしても何ら不思議はない。過去3シーズンをローンで過ごしており、ジネディーヌ・ジダン監督の構想に入っていないとの見方が正しそうである。

かつての逸材は、来季どのクラブでプレーしているのだろうか?新型コロナによるパンデミックで財政悪化が叫ばれるクラブが多いため、5000万ポンド(約70億円)とも言われる設定金額を支払うクラブが出てくる可能性は少ないはず。まして、再来年にはフリーになるかもしれない選手であり、今夏の完全移籍はないと予想する。再三に渡るローンでの移籍が有力だろう…

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