エジプト代表FWモハメド・サラーに代わる右ウィンガー確保を狙ったリバプールは、移籍期限が終わりに近づく中、ユベントスからイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得した。ベストコンディションでの能力こそ折り紙付きで、イングランドでの新たなチャレンジにおいて負傷癖から抜け出せるかが鍵だ。
とはいえ、今年10月には27歳を迎えるウィンガーだけに、長期的な後継者とは言いづらい。また、右利きのためカットインからシュートやアシストの精度が低くなることもあって、左利きの右ウィンガーに狙いを絞ってもおかしくはない。
海外メディア『Fichajes』によると、ボルシア・ドルトムントに所属する22歳FWカリム・アデイェミに対して、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッドが関心を示しており、来夏にも争奪戦に発展する可能性があるようだ。
2022年7月にRBザルツブルクからブンデスリーガにプレーする場所を移した快速ウィンガーは、ドルトムントと2027年まで契約を結ぶ。昨シーズンこそ34試合で5ゴールと物足りない数字だったが、今季は4試合を終えた時点で2ゴールと好調なスタートを切った。
左ウィンガーが基本的なポジションであり、右ウイングでのプレー経験は少ない。また、サラーのようにディフェンダーを押さえつけてボールを保持するプレースタイルよりも、相手の最終ラインの裏をつくのが得意な印象。
アルネ・スロット監督がどのような役割を右ウィンガーに求めているかにもよるが、リバプールがドイツ代表アタッカーの獲得に動き出す可能性は低い。この夏にも移籍の噂が飛び交っていた同選手だが、来季はプレミアリーグ初挑戦となるのだろうか…?