ジョエル・マティプが退団し、ディフェンスリーダーのフィルジル・ファンダイクも33歳になり、そろそろ将来に向けた投資が必要になる。イブラヒマ・コナテやジャレル・クアンサーらとともに最終ラインを引っ張る人材に注目している。
これまでも数々のセンターバックの名前が浮上しては消えていった。ピエロ・インカピエやヨナタン・ター、レニー・ヨロ、ゴンサロ・イナシオ、マルク・グエイなどを筆頭に、他にも20代前半から後半にかけて、年齢層も実に様々だ。
現役時代にワトフォードで通算419試合で140ゴールを挙げたストライカー、トロイ・ディーニーはブライトンで活躍するオランダ代表DFヤン・ポール・ファン・ヘッケの去就を大胆予想し、来年の夏にはリバプールのようなビッグクラブに移籍するだろうと語った。
「彼(ファン・ヘッケ)は球際が素晴らしく、落ち着きがあり、冷静だ。」
「来年、リバプールのようなところに売却されるのは彼だと思う。左足も器用で、慌てた様子もない。」
BBC Sport
2020年の夏、ブライトンに加入するもトップチームに定着できずに、ヘーレンフェーンやブラックバーンで経験を積んだ。2022/23シーズンからは少しずつ出番を得ると、昨季からスタメンに固定。プレミアリーグやヨーロッパリーグを通じて39試合に出場した。
今シーズンもレギュラーを任される24歳のディフェンダーは約1年間で評価を急激に高め、強豪クラブがリストアップしても不思議ではない存在に成長した。安定感のあるパフォーマンスに、現代的なDFに求められる能力をいずれも高いレベルで兼ね備えている。
左利きで、左サイドバックも兼任できるようなセンターバックを狙っているとも言われる中、最終ラインの底上げには適切なプレーヤーと断言できるが、ブライトンも簡単に手放すわけもなく、契約も2027年まで残っており、高額な移籍金を要求されるはずだ。
はたして、プレミアリーグで名を上げるオランダ人センターバックは来夏、別のクラブにステップアップを果たすのだろうか…?