アントニー・ロバートソンやコスタス・ツィミカスと、プレミアリーグでも屈指の左サイドバックを擁するリバプール。昨シーズンには、同じポジションで活躍したジョー・ゴメスも控えており、盤石な体制が整っている。
それでも、左サイドバックに対する関心を報じるニュースは後を絶たない。様々な左サイドバックがターゲットとして浮上する中、フラムで活躍するアメリカ代表DFアントニー・ロビンソンの名前もたびたび取り上げられてきた。
海外メディア『TEAMtalk』によると、リバプールのアルネ・スロット監督はこの冬の移籍市場に向けて、同選手をリストアップしたようだ。なお、マンチェスター・ユナイテッドも獲得に関心を示している。
2017年にハル・シティからアンフィールドに新天地を求めたスコットランド代表キャプテンは、クロップ監督のもとで世界的なサイドバックに成長。ディフェンスだけではなく、ときにはゴール前まで顔を出し、サイドからアシストを量産する。
ギリシャ代表DFはよりサイドバックに近いプレーだが、正確なクロスを持っており、チャンスを作り続ける。ともに激しい守備を実施でき、気持ちを出したプレースタイルはサポーターからも人気を集めている。
しかし、ロバートソンは30歳で、ツィミカスも28歳と年齢層が高まってきた。長期的な後継者を確保すべき時期だが、アメリカ代表DFは27歳のため、その対象から外れそうだ。レギュラーに匹敵しないパフォーマンスならば移籍話もあり得るが、両選手とも十分なプレーぶりを披露しており、入れ替える必要性は乏しい。
現時点では、リバプールが27歳の左サイドバック獲得に乗り出す可能性は低いが、もっと若いディフェンダーに狙いを定めることはなくもない話。はたして、リバプールはこの冬、もしくは来夏の移籍マーケットにおいて、新たな左サイドバックをチームに迎え入れるのだろうか…?