昨年の夏、RBライプツィヒからリバプールに加入したハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ。昨シーズンは前半戦で印象的なパフォーマンスを見せるも、後半戦は疲れからか、ベストな状態とは言い難い状態が続いた。
今季はアルネ・スロット監督によって、インサイドハーフからトップ下のようなポジションに変更されると、守備においてはセンターフォワードとともに最前線からプレスを掛けつつも、ときには最後尾まで戻って、相手の攻撃を防ぐ。攻撃においても毎回のようにゴール前に顔を出し続ける。
固定されたポジションではないため、他のミッドフィルダーとのコンビネーションが必要不可欠。アレクシス・マック・アリスターやライアン・フラーフェンベルフとのプレーにも手応えを感じているようで、試合中もお互いに理解し合っていると明かした。
「僕たちはみんな似たような選手だと思うし、お互いに信頼し合えることも知っている。だからこそ、ポジションを入れ替えたり、お互いを観察したり、理解し合ったりできるんだ。ふたりとも素晴らしい選手だから、一緒にプレーできることが何よりも嬉しいよ。」
「昨年、彼(ライアン・フラーフェンベルフ)は自分をアピールするチャンスがあまりなかったが、監督からの信頼が得られれば、これが本当のライアンだと思う。だから、僕らにとって本当に重要な存在だし、中盤ではもっと後ろにいなければならない選手であることも、彼が前に行けば僕らが残ることも分かっている。お互いに理解し合えているから、とても助かっているよ。」
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ユルゲン・クロップ時代よりも、ゴールに近い位置でのプレーが求められているが故に、スロット監督からはフォワード陣とともにゴールやアシストでチームに貢献したいところ。
ハンガリー代表キャプテンも同じような考えをもっており、数字の面で改善したいという気持ちを明らかにした。一方で、チームの勝利が最も重要な事項であるとも口にし、そのために全身全霊を傾けると語った。
「もちろん、もっとゴールを決めたいし、もっとアシストもしたい。僕がいいボールを出したら、そのボールを決めてくれるいい選手が前にいてくれるといいんだけどね!僕の役割は去年と少し違うけど、それでもチームのために全力を尽くすつもりだよ。たとえ僕のスタッツがそれほど高くなくても、チームが勝つこと、それが一番大事なことなんだ。」