過去にはチャンピオンズリーグの常連で、元日本代表DF内田篤人も所属していたシャルケ。ブンデスリーガでも強豪クラブだったのは過去の話で、近年は低迷が続き、トップリーグよりも2部でのプレーが主戦場になっている。
2022/23シーズンにはブンデスリーガに昇格を果たすも、1シーズンのみで降格。今シーズンは2部でも13位と成績が奮っておらず、ヤコブ・フィンペル暫定監督が9月21日からチームを率いている。
ドイツ紙『BILD』によれば、シャルケは正式な監督の就任を狙っており、元リバプールFWフェルナンド・トーレスがその候補のひとりとして挙げられているようだ。同じく元スペイン代表で、シャルケでもプレー経験のあるラウル・ゴンサレスに話を持って行ったが、断られていた。
2019年に現役引退した同ストライカーは、古巣のアトレティコ・マドリードで指導者として経験を積んでいる。U-19チームのコーチや監督を歴任し、今シーズンからはアトレティコ・マドリードBを率いている。
トップチームでの指導経験はないものの、シャビ・アロンソ監督は同じようなキャリアで羽ばたいており、昨季はバイエル・レバークーゼンを無敗優勝に導いた。チームの状況はかなり違うが、ドイツの地で飛躍するかもしれない。
はたして、スティーブン・ジェラードとのコンビでアンフィールドで一時代を築いたトーレスは、フェルティンス・アレーナで指揮を執ることになるのだろうか…?