2年前にベンフィカからリバプールに移籍したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは、加入初年度こそ空回りしていた印象があったものの、昨シーズンは54試合に出場すると、18ゴール13アシストと見事な数字を残した。
アルネ・スロット監督が就任したチームにおいて、センターフォワードに求める役割が変わったこともあり、ディオゴ・ジョッタに先発の座を譲った。現在はポルトガル代表FWの負傷でプレー時間が増えているが、復帰した後にポジションをキープできるかは未知数だ。
とはいえ、決して器用なタイプではない25歳のフォワードは新たなプレースタイルに馴染むために全力を傾けており、最近の試合ではボールを繋ぐような立ち回りもこなしている。その分、ゴールに迫る勢いは減少したが、それでも選手としては成長を続けている。
ところが、オランダ紙『De Telegraaf』Van der Kraan記者は、前任のドイツ人指揮官がウルグアイ人ストライカーを見限っていたと驚きの発言。また、新任のオランダ人指揮官は走れる能力に注目し、新チームに必要となる役割を全うさせるためにも時間を注いだとも言及した。
「(ダルウィン・)ヌニェスはユルゲン・クロップに見放されていたが、(アルネ・)スロットが真っ先に目にしたのは “彼は走れる” ということだった。」
「相手を追い詰めるにはそれが必要だ。その意味で、ヌニェスは素晴らしいプレーができる。」
「(アーセナル戦で)ヌニェスがサラーに見事なボールを送ったのを見ただろう。あの2人のストライカーは、スロットが平等にプレーさせるためにも、この夏は大忙しだった。」