EURO2020で栄冠を掲げたイタリア代表において、攻撃陣を引っ張る怒涛の活躍を見せたフェデリコ・キエーザは、その後ユベントスではパッとしないパフォーマンスに終始し、十字靱帯断裂の大怪我以外にも負傷を繰り返した結果、チアゴ・モッタ新監督からは構想外を言い渡された。
移籍先を探していた27歳のウィンガーは、バルセロナらも関心を示す中、リバプール行きが決定。エジプト代表FWモハメド・サラーの控えとしてプレーが期待されたものの、コンディション調整がうまく行かずに、プレミアリーグでは第3節ボーンマス戦で18分間ピッチに立ったのみで、最近はベンチ外が続いている。
イングランドでの現状に吠えたのは、ローマやサンプドリア、ACミランなどで活躍した元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ。彼の才能を信じているからこそ、アンフィールドで何が起きているのか教えて欲しいと声を上げた。
「(フェデリコ・)キエーザに何が起きているのか、教えてほしい。」
「2021年には、優勝したイタリア代表の(ジャンルイジ・)ドンナルンマと共に、ベストではないにせよ、ベストの一人だった選手だ。そして今、彼は違うリーグに行き、問題なく、ウイングバックをプレーし、好きなところでプレーできるだろうと思っていたが、彼はリーグ戦で10分もプレーできない。」
「彼はフィジカル面で調子が悪く、チームに馴染めず、標準に達していないのだろうか?私の意見では、彼は最も才能のある選手なだけに、我々は代表チームのためにも、このことについて知る必要がある。」
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