ユルゲン・クロップ監督のもとで、プレミアリーグだけではなく、世界的なゴールキーパーに成長したブラジル代表GKアリソン・ベッカー。アルネ・スロット新監督からも信頼を寄せられ、絶対的なレギュラーとして活躍中。
この夏にはサウジアラビアから関心が届くも、リバプールとの契約に忠誠を誓い、今シーズンも守護神に抜擢されている。近年は怪我で離脱する時期も増えつつあるものの、いまだに世界有数のシュートストッパーに君臨している。
しかし、来年にはジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリが正式にチームに加わる。熾烈な競争が勃発するわけだが、デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)は同選手が退団を希望すれば、クラブがその移籍を邪魔することはないと伝えた。
「アリソン(・ベッカー)が来夏に退団する可能性はあると言える。」
「多くのことが宙に浮いているから、保証されるとは言わないが、もしサウジからのオファーが来て、彼が適切な時期だと判断すれば、リバプールはまともな移籍金が手に入るなら、彼の邪魔はしないだろう。」
「つまりそれが、リバプールが戦わなければならない本物の可能性なのだ。」
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ブラジル人GKの経験値は捨てがたく、プレミアリーグに慣れるためにも、最低でも1年間はアンフィールドに残る見方もある。アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーは今季限りでの退団が濃厚で、一気に2名ものゴールキーパーを失うのはチーム事情的に辛いものがある。
もっといえば、3番手GKヴィテツラフ・ヤロシュとの契約も今シーズンまで。ゴールキーパー陣が刷新されるかもしれないが、はたしてリバプールはどのような決断を下すのだろうか…?