リバプールはアンディ・ロバートソンの長期的な後継者探しを強めている。スコットランド代表のキャプテンは30歳になり、試合中に激しい上下運動が求められるサイドバックにとっては、新たなプレースタイルを模索する時期に差し掛かっている。
EURO2024の影響を受け、コンディション調整に苦しんでいることもあって、控えDFコスタス・ツィミカスにレギュラーを奪われる試合も増えつつある。それでも、能力は依然としてトップレベルで、替えがきかない選手であることに変わりない。
海外メディア『TBR Football』によれば、リバプールはプレミアリーグのフラムで活躍するアメリカ代表DFアントニー・ロビンソンに関心を示しており、現金プラス選手の交換トレードを計画しているようだ。そのトレード要員には、ギリシャ代表DFが選ばれていると報じた。
エバートンの下部組織で育った27歳のサイドバックは、ボルトンやウィガンを経て、ロンドンのクラブに移籍。同クラブでは162試合に出場し、イングランド国内でも屈指の左サイドバックに成長し、強豪クラブからの関心が届く。
4000万ポンドとも言われる移籍金は決して高くはないものの、年齢的には疑問が残る。長期的な後継者よりも、ギリシャ代表と同じような立ち位置に落ち着く可能性が高く、ただただ選手を入れ替えるだけになりそうな印象も拭えない。
候補に挙がっている中では、ボーンマスに所属する21歳DFミロシュ・ケルケズが理想的なディフェンダーだろう。年齢も若く、今シーズンからリバプールでスポーティング・ディレクターを務めるリチャード・ヒューズとの関係値も深く、交渉のしやすさからも最有力のターゲットになり得る。
ただし、リバプールがそもそも左サイドバックの獲得を急ぐ理由はない。しっかりと見極めた上で、来年の夏の移籍市場で動く可能性は否定できないが、この冬にアクセルを踏むことはなさそうだ…