アンディ・ロバートソンが30代に突入し、コスタス・ツィミカスも28歳と、左サイドバックの年齢層が高まりつつあるリバプール。スコットランド代表DFは若干の衰えを感じつつも、いまだに世界的なディフェンダーで、そこまで補強の重要度は高くない。
一方で、リバプールが左サイドバックに関心を示しているとの報道が絶えない。ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズDFラヤン・アイト=ヌーリやフラムDFアントニー・ロビンソンらがターゲットと報じられる中、ボーンマスの21歳DFミロシュ・ケルケズの話題も盛り上がりを見せている。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、今シーズンからマージーサイドでスポーティング・ディレクターを務めるリチャード・ヒューズが熟知している選手であると前置きした上で、リバプールが動向を追っていることを断言した。
「リバプールのディレクター、リチャード・ヒューズはボーンマスにいたことがあり、当然この選手のことをよく知っている。だからこそ、彼らはケルケズをモニタリングしている。」
「リバプールにとって、彼は間違いなく評価すべき選手であり、気に入っていることは間違いない。」
「獲得を狙っていると言う前に、待たなければならないが、彼らが評価しているのは確かだ。選手を見守るプロセスは現実のものとなっている。」
「でも、繰り返しになりますが、リバプールが何かをする前に時間をかけることを私たちは知っているので、彼らがすぐにオファーを出すことはない。」
「現時点ではスカウティングの段階だ。ただ、リチャード・ヒューズがよく知っている選手であり、ヨーロッパ中で本当に評価されているこの選手のポテンシャルを知っている。」
プレースタイル的にも、年齢的にも、またプレミアリーグで2年目と経験的にも、アルネ・スロット監督の嗜好にも合いそうなプレーヤーで、ヒューズとボーンマスとの関係値もあって、最近報じられている左サイドバックの中でも現実的な路線と言えそう。
はたして、リバプールはハンガリー代表DFの獲得に本腰を入れるのだろうか…?