近年ヨーロッパやブラジルから才能ある若手選手をかき集めるレアル・マドリード相手にも、アンフィールドで盤石の戦いぶりを見せ、2点を奪って、しかもクリーンシートで勝利を収めたリバプール。あくまで現時点だが、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで首位に立っている。
ユルゲン・クロップ監督からチームを引き継ぎ、中盤の構成をいじったアルネ・スロット監督だが、シーズン序盤戦で好スタートを維持している。これから疲れや怪我人も増える時期に差し掛かるものの、サポーターからの期待も膨らんでいる。
現役時代にはリバプールやレアル・マドリードで活躍した元イングランド代表MFスティーブ・マクマナマンは、ここまでの好成績に驚きを隠していない。ドイツ人指揮官のチームがそもそも盤石だったことに触れつつも、新監督の手腕にも賛辞を送った。
「正直、隙はないと思っていた。これほどうまくいくとは思っていなかった。時折、波があることは予想していたが、それがノッティンガム・フォレストとアーセナルのアウェー戦だけだったのは、とても驚きだ。」
「リーグ戦で圧倒的な強さを見せているのは、他のチームが勝ち点を落とすという幸運に恵まれたからだ。しかし、彼(スロット)は素晴らしい。」
「私は、スポーツディレクターがチームに合ったタイプの監督を連れてくると思っていた。先発11人を変えたり、プレースタイルやフォーメーションを変えたりするような監督を招聘するつもりはなかったはずだ。」
「昨年のチームは4月まで素晴らしく、すべてのトロフィーを争っていた。だから、監督がいなくなったからといって、チームが崩壊するとは思っていなかった。」
「監督が去り、誰かが入ってきたとしても、自動的にタオルを投げるようなことはしない。プロである以上、すべての試合に勝ちたいし、それがリバプールのやり方だ。でも、この結果には驚かされたよ。」
TNT Sports