2025年6月までの契約を延長するか、フリートランスファーでの退団か、判断が迫られているイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。リバプールとの交渉は続いているようだが、現時点で良い結論は出ていない。
ピッチ上ではディフェンス面も改善され、好パフォーマンスを披露する26歳の右サイドバックに対して、レアル・マドリードが熱視線を送っており、契約満了とともに獲得を狙っている。
まもなく2024年も終わり、クラブの合意がなくとも選手と別のクラブが交渉を行えるようになってしまう。かつてスコットランドのレンジャーズを率いたアリー・マッコイスト監督は、進展のない現状から同選手の去就を予想し、来季はスペインでプレーしていると発言した。
「トレント・アレクサンダー=アーノルドは来シーズン、レアル・マドリードにいると思う。」
「世界最高の選手がプレミアリーグに留まるのを見たいし、彼もその一人だから、こんなことは言いたくない。」
「もしも残留するのであれば、彼とリバプールはクラブでの将来を確かなものにするために、今より前に契約について合意に至っていたと思う。そうなっていない事実は、彼が来シーズン、レアル・マドリードに身を置くことになるのではないかと思わせる。」
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フランス代表FWキリアン・エムバペを迎え、前線のバランスに問題を抱えるレアル・マドリード。加えて、元ドイツ代表MFトニ・クロースの不在も大きく影響しており、チャンピオンズリーグでは成績が低迷している。
決して良い状況とは言えないが、近年はヨーロッパや南米から将来有望株を次々に補強しており、選手層は厚い。リバプールも決して引けを取らないものの、資金力の差は激しく、ラ・リーガの難易度も考えると、タイトルに近いのは間違いない。
はたして、リバプールに生まれ、アカデミーで育ったチームの副キャプテンは新たな挑戦を選ぶのか、もしくはアンフィールドに忠誠を誓うのだろうか…?