今シーズンは完全に復調したエジプト代表FWモハメド・サラーに加えて、得点力が増しつつあるコロンビア代表FWルイス・ディアスなど世界でもトップレベルのフォワード陣を擁するリバプールだが、その視線は未来に注がれている。
海外メディア『Caught Offside』によれば、リバプールはロサンゼルス・ギャラクシーに所属するブラジルU-23代表FWガブリエル・ペックに関心を示しているようだ。同じくプレミアリーグから、アーセナルやニューカッスル・ユナイテッド、クリスタル・パレス、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズも注目していると伝えた。
2024年1月、ヴァスコ・ダ・ガマからアメリカに渡った23歳の左利きウィンガー。右ウイングを主戦場に、左ウイングや攻撃的ミッドフィルダーとしてもプレー可能。昨シーズンは40試合で21ゴール18アシストと、加入初年度で大ブレークした。
小刻みなドリブル突破や相手の意表を突くようなパスで決定機を演出する。自らシュートを決めることもでき、来年には33歳となるエジプシャン・キングの後継者としては理想的な能力と結果を残している。
懸念点は、ヨーロッパサッカーでの経験のなさ。ブラジルやメジャーリーグサッカーでは数字を残してきたが、そのままイングランドの高いインテンシティに対応できるかどうかは判断が難しい。
クリスタル・パレスやウルブスのようなプレミアリーグ中位から下位のチームで経験を積むことが理想的はある。いまのところ、リバプールが積極的な動きを見せる可能性は限りなく低いが、ブラジル人のアタッカーはわずか1年でアメリカを離れ、トップリーグに挑戦することになるのだろうか…?