世界的に見ても、独特な雰囲気が漂うアンフィールド。リバプールにとっても要塞のスタジアムで、数々の強豪を撃破し、ユルゲン・クロップ前監督政権時代には、2017年から2021年にかけて68試合も無敗記録が続いた。
リバプールのサポーターでなくとも一度は訪れたいスタジアムだが、選手たちの中でもアンフィールドの雰囲気に特別感を感じる人も少なくない。ボルシア・メンヒェングラートバッハやボルシア・ドルトムントでプレーし、ドイツ代表でも多くの試合でプレーした35歳MFマルコ・ロイスもその一人。
昨シーズン限りでドルトムントを退団し、ブンデスリーガからも離れると、アメリカに新天地を求めた。現在はメジャーリーグサッカーのロサンゼルス・ギャラクシーに所属するベテランアタッカーは、2016年にヨーロッパリーグで体感したアンフィールドに感銘を受けたことを明かした。
「正直言って、リバプールが好きなんだ。」
「あそこで一度だけプレーしたことがあるけど、すごい雰囲気だった。ファンと選手の間の雰囲気が素晴らしかった。」
AwayDays
当時はドルトムントのレギュラーとして、先発出場。元日本代表MF香川真司やガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンらを擁したドイツのチームは、準々決勝の2ndレグでアンフィールドに乗り込んだ。
試合はアウェイチームが早々に2ゴールを奪い、折り返すも後半は点取り合戦に。2ゴールのビハインドを弾き返し、リバプールが勝利を収め、準決勝に進出していた。