イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが契約問題に揺れる中、その後継者になり得る人材のスカウティングが進んでいる。リバプールの第一優先は契約延長であるものの、もしも退団してしまった場合には北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーを残すのみになる。
海外メディア『TBR』によれば、リバプールは新たなディフェンダーに注目しており、ポルトの新進気鋭の18歳DFマルティム・フェルナンデスに関心を示しているようだ。なお、アーセナルチェルシー、トッテナム・ホットスパーも動向を追っていると報じている。
昨シーズン、リーガ・べウィンで4試合に出場した若き右サイドバックは、今季は開幕戦からトップチームに定着。国内リーグで13試合を終了したところで、スタメン出場の回数は “8” を数え、10代ながらもレギュラーの座を掴んでいる。
左サイドバックでもプレーでき、ポルトガルU-19代表でも7試合でピッチに立ってきた。同国の未来を担うかもしれない非凡な才能に恵まれたディフェンダーだけに、アカデミーの強化を狙うリバプールにとっても目が離せない選手であることは間違いない。
もしも獲得できたとしても、いきなりイングランドの強度でレギュラー争いは難しい。アカデミーで着実に実力を身に付けつつ、イギリスでの生活に慣れさせるフェーズを挟んでから、トップチームに挑む形になるだろう。
将来有望枠だけに、アレクサンダー=アーノルドが新契約に合意し残留したとしても、獲得に動き出す可能性はゼロではない。はたして、リバプールや他のプレミアリーグのクラブによる争奪戦は勃発するのか…?