リバプール生え抜きMFタイラー・モートンは、トップチームでの出番に苦しんでいる。カーティス・ジョーンズやライアン・フラーフェンベルフ、アレクシス・マック・アリスターらが序列で前におり、カップ戦くらいしかプレーできていない。
今シーズンはカラバオカップの3試合のみの出場に留まっている。準々決勝のサウサンプトン戦では好パフォーマンスを見せたが、レギュラー争いに食い込めていない。同じく日本代表MF遠藤航も控えており、シーズン後半戦も同じような状況は続く見込みだ。
この扱いに熱視線を送っているのは、昨シーズンにレンタル移籍していたハル・シティ。英『Hull Live』によれば、リバプールがチームから離れることを容認した場合、ふたたびのレンタルに前向きな姿勢を見せているようだ。
チャンピオンシップで下位に沈む同クラブは、12月に入って監督を交代。サウサンプトンやレディングを率いてきたルベン・セレス監督が誕生し、来年1月の移籍市場に向けて、戦力補強を狙っており、ターゲットのひとりとしてリバプールの若手MFにも目配せしている。
イングランドU-21代表MFは昨季、ハル・シティで41試合で出番を得ており、良い印象を持っていることは間違いない。順位も7位でフィニッシュしており、中盤の底で活躍した22歳の守備的ミッドフィルダーの獲得で戦力アップなることは明らか。
トレイ・ナイオニら期待の若手選手もアカデミーで切磋琢磨する中、リバプールは次の移籍マーケットでモートンの退団を許すのだろうか…?