昨年から続くモハメド・サラーとの契約延長はまだ決着がついていない。クラブ側からはオファーが提示されているとも報じられる中、サウジアラビアが莫大な給与を準備しており、大物ウィンガーの獲得を虎視眈々と狙っている。
リバプールはエジプシャン・キングとの新契約締結を楽観視しているとも言われるが、万が一の事態に備えて後釜を任せられる人材に目を向けている。また、年齢も今年中には33歳を迎えるため、長期的な視点の補強が必要不可欠。
スペイン紙『Fichajes』によると、リバプールはボルシア・ドルトムントやバイエルン・ミュンヘンとともに、レアル・マドリードに所属するモロッコ代表FWブラヒム・ディアスに関心を示しており、三つ巴の争奪戦が展開される可能性があるようだ。
ボール扱いにも長ける創造的なウィンガーで、今季も22試合で2ゴール5アシストを記録している。右ウィンガーを中心に、左ウィンガーや攻撃的ミッドフィルダー、セカンドストライカーなど前線であればどこでもプレーできる器用なアタッカー。
年齢も25歳で、マンチェスター・シティに在籍経験もあるため、イングランドでの生活も熟知しているあたりは魅力的。モロッコ代表では8試合で7ゴールと高い決定力も示しており、チャンピオンズリーグなどの大舞台でも数多くの試合でピッチに立ってきた。
ドリブル突破ができるタイプのウィンガーが揃うリバプールだけに、”No.10” タイプの攻撃的選手を右ウイングに配置するかは未知数。代役として考えるのであれば、ブレントフォードFWブライアン・ムベウモら純然たるウィンガーの方が好ましいだろう。
はたして、レッズはレアル・マドリードでレギュラーになりきれていない25歳のアタッカー獲得に本腰を入れるのか…?