在専問題を理由に、クラブの財務状況を監視する全国経営監査委員会から暫定ではあるものの、トップリーグからの降格を言い渡されているオリンピック・リヨン。リーグ・ドゥ降格を免れるためにもクラブは問題解決に動き出しており、主力の放出を検討している。
元アーセナルFWアレクサンドル・ラカゼットや元チェルシーMFネマニャ・マティッチらが所属するフランスのクラブだが、最大の目玉は昨夏にオリンピックにも出場した21歳MFラヤン・シェルキの去就だろう。
スペイン紙『Fichajes』によれば、ヨーロッパの様々な強豪クラブが関心を示す若手アタッカーだが、リバプールが新天地として本命視されているようだ。リヨンは1900万ポンド前後での売却にも応じる見通しで、マージーサイドのクラブは同等程度の金額を準備している。
攻撃的ミッドフィルダーや左右のウィンガーとして稼働でき、優れたボールコントロールや卓越したビジョンで数々のチャンスを演出する。現在のクラブでは通算163試合で22ゴール33アシストを挙げ、フランス代表デビューまで待ったなしの状況だ。
モハメド・サラーの後継者候補にもなり得るだけに、魅力的なプレーターであることは間違いない。ただし、似たような選手としてイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットが在籍しており、最近はパフォーマンスも向上しつつあり、より得点力のあるウィンガーが急務と言える。
はたして、リバプールはそれでもフランスU-23代表MFに白羽の矢を立てるのだろうか…?