アルネ・スロット監督に代わってから、あまり多くの出番を得られていない日本代表MF遠藤航。カップ戦ではスタメンで出ることもあるが、プレミアリーグなどでは後半の短い時間のみの出場が増えており、ベンチで試合を終えることも少なくない。
移籍の噂もよく聞かれるが、リバプールでレギュラー奪還に向けて、トレーニングに励んでいる。ピッチに出れば、期待値を超えるようなパフォーマンスを見せ、今季はセンターバックとしても安定感のあるプレーを披露した。
現役時代には、遠藤の古巣シュトゥットガルトやアストン・ビラなどで活躍した元ドイツ代表MFトーマス・ヒッツルスペルガーは、毎試合出場するわけではなくとも、ピッチに立てば最高のプレーで応える日本代表キャプテンの姿勢に賛辞の言葉を送った。
「彼は監督にとって夢のような選手だ。20試合は出場できなくても、21試合目から出場すれば、求められたことを正確にこなしてくれる。」
「出場できないことに憤慨する選手もいるが、彼は問題を起こすタイプではない。彼にとって最高の褒め言葉は、機能しているということだ。ネガティブに聞こえるかもしれないが、ある意味、それが望んでいることなんだ。」
「あのような選手がいれば、任せるしかない。彼は超プロフェッショナルだし、家族思いだ。笑顔で、何も問題ないと思っている。彼の英語は悪くないけど、あまり聞き取ることはできない。ただトレーニングに打ち込み、夫であり父親である家庭的な男性であることに満足しているんだ。」
BBC Sport