オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの後継者探しを進めるリバプールは、その重役を任せられるセンターバックをリストアップし、スカウティングを実施している。さらに、アンディ・ロバートソンの後任人事にも取り組んでいると見られ、この夏に向けてディフェンダー探しが加速している。
昨年の夏を通じて、アルネ・スロット監督の古巣フェイエノールトからスロベニア代表DFダヴィド・ハンツコの引き抜きが噂され続けた。左利きのセンターバックで、左サイドバックとしてプレーでき、リバプールが求める要件に当てはまる。
しかし、その獲得を見送ったマージーサイドのクラブは、この冬にもセンターバックを加えていない。この夏こそは新たなディフェンダーを補強すると見られるリバプールだが、ふたたびオランダで活躍する27歳のセンターバックに視線を向けていると、海外メディア『CaughtOffside』が報じた。
アトレティコ・マドリードなど移籍も噂されたものの、オランダに残留したスロベニア人DFは、今季もレギュラーとして活躍。数試合でキャプテンマークも巻いており、チャンピオンズリーグでも全試合でスタメン出場を続けている。
プレースタイルやポジションという観点からは理想的なターゲットであるものの、27歳という年齢は少しマイナスポイント。事実、スロベニア代表ディフェンダーは年齢と移籍金で折り合いが付かず、アンフィールドに移るのが叶わなかったと吐露していた。
「監督と連絡を取っていたが、すぐに不可能だと言われた。」
「リバプールには決まった移籍哲学がある。年齢がひとつの問題で、もうひとつは値段だった。どちらの要素も僕に有利には働かなかった。」
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移籍金は契約期間次第で下がる可能性はあるが、年齢は1年毎に追加されていくため、さらにチャンスは減少していく。レッズがフェイエノールトDFに舞い戻る可能性は限りなく低いが、そんな予想を覆す未来はあるのだろうか…?