アルネ・スロット監督のプレースタイルに完璧に適応しているとは言い切れないウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。決して器用なタイプではなく、クロップ時代より多くの動きやタスクが求められる中、ゴール数が思いの外伸びていない。
この冬の移籍市場において、サウジアラビアからの関心が伝えられ、7000万ポンドものオファーが舞い込んだとも言われた。ただし、リバプールは8500万ポンドを要求しており、移籍が実現することはなかった。
中東のクラブ以外にも、ACミランは25歳のストライカーに対して、継続的に興味を持っている。スペイン紙『Fichajes』によると、イタリアのクラブは今夏に向けて、同選手をトップターゲットに据え、6000万ユーロを支払う用意があるようだ。
また、ポルトガル代表FWラファエル・レオンが出ていってしまう可能性にも触れており、新たな得点源として、ベンフィカ時代には大量のゴールを奪っていたウルグアイ人フォワード獲得を見据えている。
ただし、もしもリバプールが8500万ポンドに固執する場合、ACミランに勝ち目はない。資金的にも潤沢とは言えず、それでも獲得を狙うのであれば、主力組の複数人を売却して資金を調達しなければならない。
スロット監督は一定の評価を下している印象もあるが、オランダ人指揮官のやりたいサッカーを100%実現するためには別のアタッカーが理想的。オファー額次第では、売却にも応じる可能性も否定できない。
パッション溢れるプレースタイルで盛り上げる能力も兼ね備える25歳のフォワードだが、来シーズンには新たなキャリアを歩むことになるのだろうか…?