アンディ・ロバートソンの年齢が30代に突入し、控えDFコスタス・ツィミカスもレギュラーを奪うほどのパフォーマンスを継続できていない。左サイドバックの刷新の必要性が論じられており、リバプールは今夏、新たなディフェンダー獲得に動き出す可能性が高まっている。
筆頭候補はボーンマスに所属するハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ。他にもセンターバックだが、左サイドバックでもプレー可能なオランダ代表DFヨレル・ハトなど様々な憶測が蠢く中、リバプールはニューカッスル・ユナイテッドにも目を向けている。
英『Anfield Watch』によると、マージーサイドのクラブはイングランド代表DFルイス・ホールをリストアップしており、長年活躍し続けたスコットランド代表DFの後継者になり得るかどうかを探っているようだ。
まだ20歳の同選手は、昨年の夏にチェルシーから完全移籍。その前のシーズンにはニューカッスルでレンタル移籍を経験しており、今シーズンもすでに30試合に出場を果たしている。2024年11月にはフル代表デビューも飾っている。
試合中にアップダウンを厭わずに、攻撃にも頻繁に顔をだす。守備時には粘り強いディフェンスで、対峙する選手に自由を許さない。継続的な好パフォーマンスはプレミアリーグで評価が高まっており、イングランドの次世代を担う左サイドバックとして認識される。
サイドラインにこだわることなく、中央に侵入してもプレー可能で、全盛期のロバートソンが何度も見せていたペナルティエリア付近に入り込んで、ゴールに絡むこともできる。
今季はアシストを5つも記録しており、イングランド北部のクラブにとって欠かせない存在に成長。ベン・チルウェルやルーク・ショーらが負傷でコンディションを崩し、スリーライオンズでも貴重かつ長期的な活躍が見込めるディフェンダーとして期待されている。
はたして、リバプールはこの夏の移籍市場において、新たな左サイドバック確保に動き出し、そのターゲットがルイス・ホールになるのだろうか…?