昨シーズン、年末年始付近で怪我人が続出し、カラバオカップ決勝には多くの若手選手をベンチ入りせざるを得なかったリバプールだが、今シーズンは比較的主力の怪我が少ない。ディオゴ・ジョッタやイブラヒマ・コナテら数週間から数ヶ月単位で離脱しているものの、レギュラー格を欠かずにチーム選びができている。
ニューカッスル・ユナイテッドやブラックバーンで活躍した元イングランド代表FWアラン・シアラーは、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで好調を維持し、カラバオカップでは2年連続で決勝まで駒を進めたリバプールの戦いぶりを褒める一方で、他のチームが悪すぎると主張した。
「彼ら(リバプール)はたとえ良いプレーができなかったとしても、勝つ方法を見出してきた。これはプレミアリーグを制したすべてのチームの優れた特徴であり、そうしなければならない。」
「全体的に見れば、リバプールは本当にファンタスティックだったけれど、彼らを追っているチームの出来が悪いと言わざるを得ない。」
「現段階でノッティンガム・フォレストが3位につけているとは誰も言わなかっただろうから、彼らを含めることはできないが、アーセナルやマンチェスター・シティなど、タイトルを狙う主要チームは本当に不振で、彼らにとってはオフシーズンだった。」
「リバプールは群を抜いて傑出したチームだ。」
Betfair
最適な体調管理を行っているリバプールとは対照的に、アーセナルやマンチェスター・シティら優勝を争うべきチームは怪我人に悩まされている。とはいえ、昨季には数多くの負傷者を抱えながら、ユルゲン・クロップ監督率いたチームは後半戦までタイトル争いに食らいついた。
怪我人を言い訳にする人も多い中、ローテーションを多用するわけでもないアルネ・スロット監督やスタッフ陣のコンディション管理にも目を向けたプレミアリーグの元スコアラーは、リバプールは彼らの給料をアップさせるべきであると口にした。
「今シーズンのもうひとつの特徴は、怪我人が多いチームだが、リバプールはそうではなかった。彼らはかなり安定していた。」
「確かに1〜2人の怪我人は出たけど、他のチームが壊滅的な打撃を受けているのと比べたら、リバプールはそんなことはなかった。今シーズンの大半、彼らは主力選手をフィットさせ、毎週リーグ戦に出場させている。」
「スポーツ科学、休養、回復の面で彼らがやっていることは何であれ、それは大いに評価されるべきだ。裏方のメディカルチームは、この夏に引き抜かれるか、給料が上がるかのどちらかだろう。」
Betfair