昨年の夏、リバプールはレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に全力を傾けた。クラブ間合意に達し、アンフィールドでのプレーも秒読みかに思われたが、スペイン残留を決断し、移籍は実現しなかった。
それでも、リバプールは守備的ミッドフィルダーの確保を目指していると見られ、シーズンを通じて様々なターゲットの名前がメディアで取り沙汰されている。そして、そのリストに新たな選手が追加された。
海外メディア『TBR』によれば、リバプール含む、アストン・ビラやチェルシー、トッテナム・ホットスパーは、リーグ・アンのモナコに在籍する21歳MFラミン・カマラに関心を示しており、同選手の成長を見守っているようだ。
2024年の夏、メスからモナコに加わった若きミッドフィルダーはすぐさま新たなチームに適応。決して大柄ではないものの、長い手足で相手の攻撃を食い止めつつ、攻撃でも強みを発揮。国内リーグでは今季20試合に出場し、2ゴール6アシストと中核的な活躍を続けている。
豊富な運動量でピッチ全体を走り回り、的確なタイミングでボールを狩に行く姿勢は、フランス代表MFエンゴロ・カンテにも例えられる。セネガル代表では21歳にも関わらず、23試合で出番を得ており、元リバプールFWサディオ・マネに並べるだけのポテンシャルを有する。
オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとは異なるプレースタイルだけに、直接的にポジションのライバルになるかは未知数。迫りエリアでのドリブル突破やパスでの打開はトップレベルと言えるほどではなく、アルネ・スロット監督の好むプレーヤーかどうかも分からない。
どちらかといえば、読みの良さや正確なクロスに強みを持つ印象も強い21歳の守備的ミッドフィルダーだが、熾烈な争奪戦の末、来シーズンにはリバプールの一員としてアンフィールドを舞台に躍動するのだろうか…?