シーズン前半こそ絶好調だったリバプール攻撃陣は、シーズンが進むにつれて、得点力が低下している。モハメド・サラーやコーディ・ガクポは安定してゴールに絡むものの、ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、フェデリコ・キエーザらは苦戦している。
中でもポルトガル代表のアタッカーは、毎年のように負傷で離脱する癖が治っておらず、今シーズンも筋肉系のトラブルで2ヶ月くらいはベンチの外で過ごしていた。怪我から戻ってもコンディションが全開しておらず、1月中旬のノッティンガム・フォレスト戦以降はゴールを決めていない。
アルネ・スロット監督がセンターフォワードに求めるタスクは多く、得点だけを狙える位置にいないシーンもあるが、チャンスがないわけでもない。今季は少しずつ存在感が薄れている28歳のフォワードに対して、同じくプレミアリーグのクラブが視線を向けている。
海外メディア『GiveMeSport』によると、ニューカッスル・ユナイテッドはさらなる前線の強化を行うため、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとアンフィールドで実力を示してきたポルトガル人フォワードに関心を示しているようだ。
ただし、ジョッタだけがターゲットとはいうわけではなく、あくまで候補者のひとり。アイントラハト・フランクフルトで活躍中の22歳FWウーゴ・エキティケらもリストアップされており、適切な人材を調査している。
パソス・フェレイラやアトレティコ・マドリード、ポルトなどでも在籍経験を持つ28歳のアタッカーは、徐々にオランダ人指揮官の信頼が薄らいでいる感も否めない。怪我の影響があると言えども、シーズン序盤に比べると、先発での出場回数は減少傾向にある。
契約も2027年6月までとなっており、売るのであればちょうど良い時期だろう。28歳という年齢もあって、ある程度まとまった金額を得られる最後のチャンスと言えよう。
そして、新たな戦力を獲得するにしても、資金を調達しなけければならず、ジョッタやヌニェス、ディアスら強豪クラブが関心を示す選手たちを売却するプランを練っていてもおかしくはない。
はたして、ポルトガル代表フォワードは今後どのような道を歩むのだろうか…?