来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得に成功したリバプールは、シーズン終了とともに移籍市場で活発に動き回っている。リーグ3位とCL出場権で高額な賞金を手にすることもあり、RBライプツィヒDFイブラヒマ・コナテの契約解除金の一括支払いにもGOサインが出た。
『Anfield Central』によると、フランス代表Uー21代表DFとともに、シーズン途中からリバプール移籍が取り沙汰されていたマリ代表MFイヴ・ビスマ(ブライトン)の代理人と、本日話し合いの場を設ける。正式発表はまだだが、イブラヒマ・コナテの移籍交渉が一段落したことを示唆しているようにも思える。
大柄センターバックに続けて、高度なテクニックと細身だが当たり負けしないフィジカルを備えるブライトンMFに全神経を傾ける。契約満了が進展しなかったオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが今シーズン限りで退団し、バルセロナ移籍が近づいており、その後釜としてマリ代表MFを据えたい構えだ。
ロンドンで行われるミーティングでは、リバプールにとってアピールするチャンスとなる。チャンピオンズリーグを逃したアーセナルも関心を示していたが、ヨーロッパリーグすら出場できないチームへの移籍は魅力的ではない。チャンピオンズリーグのほか、怪我人さえいなければマンチェスター・シティにも対抗できうる実力を持つクラブだけに、キャリア形成という面でも興味深いはず。
4000万ポンド(約56億円)とも言われる移籍金が設定されている同選手の獲得には、余剰人員の売却は必須だ。ワイナルドゥムがフリーで退団してしまい、売却益をあげられていない。そのため、シェルダン・シャキリやディボク・オリギ、ハリー・ウィルソン、ナビ・ケイタ、ロリス・カリウスらを出来るだけ高い金額で放出したい。
クロップ・サッカーにもすぐさま適応しそうなプレーヤーだけに、獲得レースを制してアンフィールドに迎え入れたい。そして、来シーズンにオランダ代表MFがいないことを感じさせないパフォーマンスを披露してくれることを期待したい…