今冬の移籍市場では、サウジアラビアからオファーも届いたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスのアンフィールドでの時間はまもなく終了を迎えるかもしれない。センターフォワードとして、アルネ・スロット監督が求めるスキルとは異なる特長のストライカーは今季限りで退団が濃厚だ。
中東のクラブ以外にも、ヨーロッパのクラブからの関心も報じられる中、ニューカッスルFWアレクサンデル・イサクやフランクフルトFWウーゴ・エキティケ、RBライプツィヒFWベンヤミン・シェシュコなどがターゲットとして浮上している。
英『Anfield Watch』によると、リバプールはガラタサライにレンタル移籍中のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに熱視線を送っており、ウルグアイ人ストライカーの理想的な後継者として認識しているようだ。
フランスのリールやイタリアのナポリなどを通じて、抜群なアスリート能力で相手のディフェンダーを振り切り、ゴール前では高い決定力を誇る。トルコでもその得点力は落ちておらず、32試合を終了した時点で28ゴールを奪っている。
来シーズンはふたたびナポリに戻るが、上層部と対立していることもあって、そのままクラブに残る可能性は低い。新たなレンタル先を探るか、売却先を探すか、世界でも屈指のストライカーの放出に向けた動きを加速させなければならない。
ナポリも猶予時間は少なく、2026年6月には契約満了を迎えてしまう。そのため、この夏がある程度の金額で売れる最後のチャンスであり、法外な要求をされる他のストライカーに比べ安価で獲得できる可能性もあるナイジェリア人フォワードに対して、リバプールが飛びつくかもしれない。
スロット監督の2シーズン目に向けて、自分の理想とするチーム作りを進めるためにも、この夏は大きな動きを見せるとも予想されるマージーサイドのクラブだが、前線の強化策として、26歳のストライカーを一本釣りするのだろうか…？