今シーズン、ユベントスから加入すると、初めてのプレミアリーグにも関わらず大活躍中の20歳DFディーン・ハイセン。レアル・マドリードやチェルシー、リバプールなどメガクラブがこぞって熱視線を送っており、今夏での退団は免れない。
また、アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスの長期的な後継者として、リバプールはハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズにも注目。まだ21歳にも関わらず、ボーンマスで絶対的なレギュラーに君臨しており、マージーサイドのクラブはトップターゲットに据えているとの報道もある。
さらに、ボーンマスが失うかもしれないのは、若い2選手だけではない。アントワーヌ・セメンヨやジャスティン・クライファートらに移籍の噂が出回っており、アンドニ・イラオラ監督は来季に向けて、大幅な入れ替えを余儀なくされる可能性がある。
英『Daily Mail』によれば、同クラブはチームの競争力を低下させないため、リバプールから3選手の引き抜きを画策しており、そのターゲットはクィービーン・ケレハーやハーヴェイ・エリオット、ベン・ドークのようだ。
来シーズンはチェルシーに戻る30歳GKケパ・アリサバラガに代わる新守護神として、プレミアリーグでも経験豊富なアイルランド代表のゴールキーパーは理想的な代役。控えGKの中ではトップクラスで、アリソン・ベッカーが負傷していた期間にはその実力を証明済みだ。
イングランドU-21代表MFは、アルネ・スロット監督にハマっていない。推察だが、より身長も高く、走力のある攻撃的ミッドフィルダーを優先しており、カーティス・ジョーンズやドミニク・ソボスライが目の前に立ちはだかる。
ミドルズブラでのレンタル移籍で評価を高め、スコットランド代表でも先発に定着し始めている若きウィンガーは、アンフィールドでの未来は不透明のまま。フェデリコ・キエーザが退団した場合は、そのままウィンガーの控えになる可能性もあるが、オランダ人指揮官の考えを見通すのは難しい。
ケレハーは今季限りで退団し、エリオットやドークは条件次第では放出もあり得る。若手選手の育成に定評のあるクラブだけに、買い戻しオプション付きで売却するのも面白いオプションかもしれない。
はたして、ボーンマスおよびリバプールの陣容はどのように生まれ変わるのだろうか…?
