2023年の夏、RBライプツィヒからリバプールに新天地を求めたハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ。加入初年度からチームの中心に定着し、アンフィールドのレジェンド、スティーブン・ジェラードを彷彿とさせた。
アルネ・スロット監督に代わってからは、攻撃的MFとして新たな役割を任されると、豊富な運動量で幅広いエリアをカバー。エジプト代表FWモハメド・サラーの守備負担を軽減し、攻撃だけではなく、守備においても存在感を発揮し続けている。
ハンガリー代表でも53試合で15ゴールを挙げているが、RBザルツブルクに在籍していた時期に、セリエA挑戦の可能性があったようだ。ACミランの元チーフ・フットボール・オフィサー(CFO)、ズボニミール・ボバン氏は、2020年の冬にザルツブルクから引き抜きを画策していたと明かした。
「個人的には、ダニ・オルモを引き抜きに迫ったが、彼ら(ミランの役員会)はそれを望まなかった。」
「2020年1月。すべて合意していた。もしかしたら、何か増額する必要があったかもしれないが、1800万ユーロ+200万ユーロの契約だった。」
「ドミニク・ソボスライも獲得に近づいていた。レッドブル・ザルツブルクとの条項が満たされれば2000万ユーロで、すべて合意していた。」
「クシシュトフ・ピョンテクと(元リバプールの)スソの売却で成立したはずの2つの取引も、彼らは否定した。そこでも彼らは否認し、私は自分自身に “これは一体何なんだ?” と言ったんだ。」
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結果的にはレッドブル・グループでステップアップ。2021年の夏、レッドブル・ザルツブルクからRBライプツィヒに移籍。ブンデスリーガでは通算91試合で20ゴール22アシストを記録しており、オーストリアとドイツで活躍し続けた。
プレミアリーグでの2年目、リバプールでリーグ優勝を成し遂げたソボスライは、アンフィールドの歴史に名を刻むべく、さらなる飛躍を誓う。
